第70回学苑祭【6/23・24】

校長先生ブログ「図南の翼」より

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『第70回学苑祭「ジャック・イン・ザ・ボックス」』

本校は、今年度創立140周年を迎えました。その前半の70年間は創立から旧制の水戸中学校までの時代であり、後半の70年間が新制の茨城県立水戸第一高等学校の時代ということになります。

 

「学苑祭」は、1948年に水戸一高が発足して間もない頃に開催された「総合科学展」を起源とし、1954年から現在の名称が使用されるようになりました。その後、約10年間で学苑祭の形が整って軌道に乗り、1964年の第16回学苑祭では、一般公開初日が東京オリンピック開会式の当日にもかかわらず、絶好の晴天に恵まれて参観者が例年になく多数来場し、生徒たちは「学苑祭はオリンピックに勝った」と喜んだそうです(『水戸一高百年史』より)。

 

ともに今年で70回を数える「学苑祭」と「歩く会」は、水戸一高の二大行事であり、どちらの行事も全校の生徒・教職員が一体となって取り組み、本校の歴史と伝統を織りなしてきました。特に、学苑祭は、本校の特色である「自主自立」の精神が最もよく発揮される学校行事であり、生徒会役員や実行委員の生徒たちが中心となって企画運営に当たるとともに、各クラス・各部等がそのアイデンティティを発揮すべく、創意工夫をこらし、長い時間と膨大なエネルギーを費やして準備を進めてきたところです。

 

今年の学苑祭のテーマ「ジャック・イン・ザ・ボックス(びっくり箱の意)-覗いてみませんか-」には、来場者の皆さんがアッと驚くようなイマジネーション溢れる企画を実現しようという思いが込められています。学苑祭の両日、会場のあちこちのびっくり箱から若者のエネルギーと創意工夫を大いに感じさせる出し物が飛び出すことを期待します。